渓流釣りでいいですか

渓流釣りやサーフの釣りなどを嗜みます

渓流釣りの見落しがちな危険

こんばんは。水平です。

今日は静岡県の笹間川支流、大平川でアマゴ釣りを

してきました。

 

端的に言うと、そこで遭難しかけました。

 

 

私は渓流釣りの川を探すときに、ガイドブックをもとに

行く川を選んでいます。まあ、たいていの人はそうだと

思いますが。

 

そのガイドブックの中でもつり人社から出ている

「いい川」シリーズが一番情報がわかりやすく、

河川図もしっかりとしているため、まずは

この本にのっているものから選んでいけばまちがいない

とおもっていました。

 

そう、きょうまでは

 

本の情報がとても魅力的でした

ガイドブック「いい川」からそのまま抜粋させていただくと

(もし、問題があるようでしたら削除しますので、

ご連絡ください)

 

大平川は笹間川最大の支流で、上流部に集落と「やまめ平」

という有料釣り堀がある。それまでの区間は渓相もよく、

放流も行われているので魚影も多く楽しめる。

ただし、入渓する釣り人も多く、タイミングによって

釣果が左右されやすい。

入渓は日向橋から1Kmほど進むと川と道路の高低差が

なくなり、左右に駐車スペースが出てくる。

ここから川を歩くか、道路を上流側へ向かって歩いて行き、

カーブにある踏み跡を降りて本流を渡って支流に入る。

釣り上がって行くと林道の橋が架かっているので、

ここから林道を戻ると高橋のたもとに戻れる。

 

これを読んで、ぼくは「おお!こんな魅力的な川が

あるんだな。これはぜひとも行ってみなければな」

と思ったんですね。

 

先に言っておくと、この本に書いてあった内容は

すべて本当で、渓相もとてもきれいでしたし、

魚も確かにたくさんいました。すれていない魚も多くて

ルアーにとてもよく反応して、とても楽しく釣りあがることが

出来たんですね。そう、最初の2時間は。

 

2時間は。

 

ガイドブックに書いていないことには、当然ネガティブなこともあるんです。

 

 

そう、この「いい川」シリーズには嘘は全くかかれていません。

すべて本当のことでした。

 

でも、本にかかれていないこと、入渓してから退渓ポイントの橋まで5時間かかること、そこまで一切退渓できる場所がないこと、ロッククライミングのように岩を登っていかないと通れない場所が2か所あること、非常に野生動物の気配が強く、つねに動物が現れそうな雰囲気があること。帰りにつかう林道もかなり急なアップダウンがあること。

 

退渓まで5時間かかることと、その退渓ポイントが河川図に

表記がないこと。これは非常にストレスになりました。

2時間以上釣りあがっても人の気配が全くなく、車の音ひとつ

しませんでした。最初のうちは楽しく釣りあがっていましたが

あれ、まだ橋がない、もう少し、もう少しとあがっていくも

まったく気配もなく、後半はもうほとんど釣りも楽しめず

半遭難のような気分で川をあがっていました。

道中も動物の足跡やぬたをうった跡。その跡も絶対今日

付けたような新しい跡で、何時間も前のものでないような

生々しいもので、かなり不安になりました。

また、ときおりかなり強い動物のにおいがして、

いつ現れても不思議でなかったです。

そして、岩登りをしないと絶対に登れないような

大きい岩。竿を加えてロッククライミングをして

何とか登りましたが、体を鍛えていなければおそらく

登れなかったです。そして昔ロッククライミング

していたことがあったので登れたんじゃないかとも

思えます。

あの記事読んで、もっと年の釣り師がいったら

遭難していてもおかしくないと思われます。

 

本当に無事に帰れてよかった

 

退渓の場所についてだけはもっと詳しく書いてください

渓流は管理釣り場ではないので、険しい道も

あって当たり前だし、山の中で人間が主役の場所では

ないのだから、動物がいるのも当然で

このふたつのことについてはぼくの考えがあまい

のです。

でも、

退渓についてはもっと詳しく、具体的に書いてくれ

 

5時間も歩かなければいけないことがわかっていれば

他の川にしたし、藪漕ぎできないこともはっきり書いて

ほしい。

川にネットとかパイプとかの人工物があったおかげで

ガマンして登っていけたけれど、それがなければ

心が折れていたと思う。

 

ほんとに、ネガティブなことでも必要なこと、

安全性と退渓に関しての情報はしつこいくらいに書いてください。

 

よろしくおねがいします。