木化け石化けについて 渓流でもう一匹釣るためのテクニック
こんばんは。
渓流でルアー釣りをしていると、魚がルアーを追っかけてきて
目の前まで寄ってくるものの、こちらに気づいた瞬間
プイとそっぽをむいて逃げて行ってしまうっていうことがよくありますよね。
あれって魚側から見るとどういうことが起こっているんでしょう。
気になるエサみたいなものがあるけど、なんだか怪しいと
迷いながら追っかけてきている。
最初から人がいることにも気付いているけれど、
つい好奇心で追っかけてしまう。
食いつこうと思っていて、そのチャンスをうかがっていたら
急に人が現れた。
色々想像するんですけど、まあ魚じゃないのでわかりませんね。
渓流釣りに行くといくらキャストしてもそういう状態が続く、
本当にただチェイスしかないようなときがあります。
そういうときにあえていつものキャストする距離よりも遠くにキャストしてみると、意外なくらいあっさりと釣れてしまうことがあります。
魚の状態を想像するにやっぱり人の存在に気づいていて
違和感として感じているのではないかと思うんですよね。
で、いつもよりも遠いところにルアーを落とすと
魚が人の存在に気づかずルアーに食いつく、ということなんではないでしょうか。
魚に出来るだけ気づかれないように工夫を!
とにかく、ただ川に立って漫然とルアーを投げるのではなく
できるだけこちらの存在に気づかれないように気を付けること
とうぜん場所によってはどうやっても隠れられないところも
あります。でも、石や木があるところはそこになるべく隠れる。
隠れた状態でキャスティングする。
僕の経験だけでも、木の枝に身を隠して
ルアーを投げると、かなり近い場所でも魚が掛かるということは
けっこうあることですね。
いわゆる木化け、というやつですね。
木に身を隠すことで魚は人の存在に気づきにくくなる。
正直人間の感覚で考えるとどう考えてもバレバレのように
しかおもえないような隠れ方なんですけど、木の後ろから
キャストすることでわりと魚の反応が大きく違います。
おなじようなやつで石化けというのもありますね。
ぼくは体が大きいので(182cm!)石化けしようとすると
ほふく前進一歩手前みたいになるのでちょっと苦手ですが。
経験上、身を隠しながら釣りをするとけっこう釣果に差が出てきます。
まあ、この状態でキャストするにはなれとコツがいると思いますが。
そう、あと練習がいりますね。
バックハンドなんて練習してもなかなか身につかないですけどね。
まあ、渓流魚は警戒心が強いからなんて言っていますが、
そーっと寄っていきましたよね?
大体その感覚と同じです。
渓流釣りといってもたくさんある釣りの中の1ジャンルにすぎません。あまり求道的になってしまうと面白くないですからね。
それでは、渓流釣りの皆さん、今度は敢えて木の茂みに隠れるようにしてキャスティングしてみてください!
それでは。